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5月16日(金)
六時起床。今日も早起きだ! 実は昨日の夜、大変なことが起きた。
25日まで使うはずだった狛江の稽古場が、15日までと勘違いされて、ほかの劇団とダブルブッキングになっていたのだ。詳しい経緯や状況は分からないが、とにかくあと十日間、別の稽古場を探して移動しなければならないという。
深夜、大谷さんと電話で話したが、
「いやあ~、まあ、何とかなるよ」
と言いながらも、やはり声に力がなかった。
うーむ、困った……。
と村長が困ってもしょうがないのだが、明け方まで一人で困っていた。
というわけで今日の起床は十一時半。
しまった! 毎日新聞の〆切が今日の五時までだった!
ンモー、大あわてで机に向かう。

四時半に書きあがって、急いでファックスを送る。
今回は「スリラーな25年」と題して、マイケル・ジャクソンのことを書いた。「ホォーッ!」と雄叫びを上げたい気分。
そこへプリエールのT田さんからファックスが入る。
稽古場が吉祥寺に見つかった、という嬉しい知らせ。
地図を見てみると、昔、東京壱組の頃によく使っていた稽古場である。あそこなら狛江の稽古場よりも広いし、キレイだし、何の問題もない。これもやはり小林秀雄先生の力、なのだろうか。村長、何だか怖くなってきちゃった。
夕刻、カミサンと一緒に近所のスーパーへ買物に出かける。

見上げると中空に十二、三夜の月が。写真では非常に分かりにくいが、真ん中へんに白い点があるでしょ? これが月なのだ。

買物から帰ってきて、晩飯までの時間に本を読む。
「寺田寅彦随筆集」第一巻の「笑い」という一編に感心する。
この人の文章は、本当に人柄がよくあらわれている。あったかくて、真面目にふざける人だったんだなあ。まさしく「文は人なり」である。
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