≪ もどる
2008年05月
5月19日(月)
正午起床。
何だか気だるい。昨日はほとんど何も食べないでいたせいだろうか、な~んか力が出ない。
天気予報を見ると、台風の影響で、夕方から雨だという。
なるほど空は怪しい雲行き。
「行動だ行動! 動かなければ!」
と自分を励まして、高田馬場のOクリニックへ。
天気のせいか、珍しく空いていた。

五時半、診察を終え、薬をもらって、その足で神保町へ向かう。
空はますます怪しい気配。風も吹き始めた。
訪ねてみると、おふくろが目をぽんぽんに腫らしているので驚く。
「昨日ニンニクを食べ過ぎたせいだと思う」
と言うのだが、どうだろう。何しろひどい。見ているうちに胸が切なく、腹が痛くなってくる。
お互い、とにかく寝た方がいい。と言いあって、早めに床を取る。
台風が近づいてくる気配を感じながら、寝床の中で「たまげた録」のゲラの校正をする。うつぶせになったままで、夜半過ぎ、眠りに落ちる。
5月18日(日)
昨夜は早めに稽古場から引き上げて、早めに床に入ったのだが、夜半、急にお腹が痛くなって、トイレに出たり入ったりを繰り返す。
その間、テレビの深夜劇場で筒井康隆さんの「私のグランパ」をやっていたので、つい観てしまう。菅原文太がすごくいい。CMのたびにトイレに入ってはまた観ることを繰り返して、疲れちゃったけど、面白かった。

腹下し、おさまらずに朝を迎える。
三時に原宿のデザイナー、S木さんの元を訪ねるはずが、
うたたねをしていて、ハッと気づくともう四時だった。
ひえ~!
大慌てで支度して、家を出る。
やっぱ腹に力入らず、歩行がへにょへにょしてしまう。

原宿に着いて、しばらく歩くと右手に東郷神社が。
ん? こんなとこにあるんだっけ東郷神社?

六時すぎ、S木さんのオフィスに到着。
劇場用パンフ「津軽大學」ができてきた!
すっごくよくできてて、感激。

S木さんのオフィスに置いてある時計は、村長がコピーライターとして独立する際にボスのI永さんが贈ってくれた時計と同じブランド「SPIRAL]のものだった。
「これ、六本木の…」
「そうそう、アクシスビルの中にお店があってね」
と、しばし昔話に花が咲く。
九時半、帰宅。
何とかお役目を果たしたが、まだ腹具合よろしくなく、今ひとつやる気が出ない。と言って、眠たいわけでもないので、ぼんやりと村を散策して過ごす。
5月17日(土)
好天の土曜日である。
昼前、根岸のつくり侍殿と武蔵のおこり侍殿が拙宅を訪れ、カミサンも一緒に四人で武者小路実篤記念館に向かう。
つくり侍殿は、最新作の江戸指物(正座するときにお尻にあてがう台座みたいなもの)を見せてくれた。箱根細工のような仕掛けでパパッと組み立てるのだが、繊細かつ頑強に出来ていて、感心する。

実篤記念館のI藤さんと合流して、実篤の庭を横切り、邸宅前の「たばこ別れの坂」を上り、ふうふう言いながら、東部公民館ヘ向かう。
今日は実篤が若い頃に書いた小品(コント)を四編、みんなで読み合いっこをした。楽しかった。みんなも照れながらもマジメに朗読してくれて、楽しんでくれていた。と思う。

こんなふうに円座を組んでやったのはよかったのだが、村長が円の中央に位置したのは失敗だった。電子レンジのトレイの上に載っているみたいに、回転しながらしゃべらなくてはならなくて、目が回った。チーン!

この部屋からの眺め。公民館の1階は、保育園なのだ。
何だか心なごむ。


四時、吉祥寺の新しい稽古場に向かう。
狛江よりも手狭だが、ここの方が集中して稽古できる、とのこと。
確かに(本番が近づいたせいもあるけど)みんな、稽古に熱がこもっている。
小一時間ほど見ただけで、こっちがへとへとになってしまった。
「何か演劇やってる! って感じがして、嬉しいっすよ」
とは水内君の言。体も顔もひきしまってきて、どんどん漁師っぽくなってきた……羨ましい。
5月16日(金)
六時起床。今日も早起きだ! 実は昨日の夜、大変なことが起きた。
25日まで使うはずだった狛江の稽古場が、15日までと勘違いされて、ほかの劇団とダブルブッキングになっていたのだ。詳しい経緯や状況は分からないが、とにかくあと十日間、別の稽古場を探して移動しなければならないという。
深夜、大谷さんと電話で話したが、
「いやあ~、まあ、何とかなるよ」
と言いながらも、やはり声に力がなかった。
うーむ、困った……。
と村長が困ってもしょうがないのだが、明け方まで一人で困っていた。
というわけで今日の起床は十一時半。
しまった! 毎日新聞の〆切が今日の五時までだった!
ンモー、大あわてで机に向かう。

四時半に書きあがって、急いでファックスを送る。
今回は「スリラーな25年」と題して、マイケル・ジャクソンのことを書いた。「ホォーッ!」と雄叫びを上げたい気分。
そこへプリエールのT田さんからファックスが入る。
稽古場が吉祥寺に見つかった、という嬉しい知らせ。
地図を見てみると、昔、東京壱組の頃によく使っていた稽古場である。あそこなら狛江の稽古場よりも広いし、キレイだし、何の問題もない。これもやはり小林秀雄先生の力、なのだろうか。村長、何だか怖くなってきちゃった。
夕刻、カミサンと一緒に近所のスーパーへ買物に出かける。

見上げると中空に十二、三夜の月が。写真では非常に分かりにくいが、真ん中へんに白い点があるでしょ? これが月なのだ。

買物から帰ってきて、晩飯までの時間に本を読む。
「寺田寅彦随筆集」第一巻の「笑い」という一編に感心する。
この人の文章は、本当に人柄がよくあらわれている。あったかくて、真面目にふざける人だったんだなあ。まさしく「文は人なり」である。
5月15日(木)
六時起床。今日も早起きだ!

散歩の途中で近所の給水塔を撮る。何か宇宙基地みたいに思えるのは村長だけだろうか。
今日は午後にお客さんがあるので、午前中は主に掃除をして過ごした。

掃除の合間に久々に絵を描く。
「小林秀雄先生来る」の中で、坂口万五が「おらの芸術サ、卒塔婆だとお!」と絶叫する絵である。どう見ても卒塔婆にしか見えないのだが、本人は芸術だと思っているような絵にしなければならない。しかも笑える絵。むずかしい!

掃除の途中で本棚の隅から、五年前の西津軽行きの写真が大量に出てきた! すっごく面白い。稽古場へ持っていこうっと。

掃除を終えてもまだ時間があったので、テンコクを彫る。
新雑誌「Diaries」編集長のS藤一石さんの印。

午後一時、小学館「DIME」の取材を受ける。
何でも「思考するトイレ」と題した企画で、トイレんついて色々と質問された。
例によって村長の話は脱線ばかりしたが、そっちの話の方がウケた。

夕方、午前中に描いた絵を手直ししたら、何かヘンなふうになってしまった……。
5月14日(水)
昨夜一晩は、ずいぶんと集中して書けた。

写真は一気に八枚書き上げた、劇場用パンフ「津軽大学 百号」に載せる原稿。
嬉しい。
昼過ぎ、ちょっとうとうとしてしまって、二時に稽古場へ行く約束が遅れてしまった。

稽古場には講談社のN露さんが待っていた。「たまげた録」
のゲラを持ってきてくれたのだ。その上、差し入れのドーナッツも沢山持ってきてくれたのだ。

演出家の背中。

「たまげた録」のゲラ。来週22日戻し。刊行は7月31日でえす!
5月13日(火)
昨日忙しく動きまわったせいか、ちょっと疲れた感じ。
昼前に起きて、読んだり、観たりして午後を過ごす。

12チャンネルでやっていた映画「ニードフル・シング」が、意外なほど面白かった。これは…多分スティーブン・キング原作ではないだろうか。そう思わせるような脚本と、マックス・フォン・シドーの演技が光っていた。

こないだ日記で名前を間違えて書いちゃったS木さんのテンコクを彫った。荒カワイイ感じが、いいと思うんだけど。

夜が更けてくるにしたがって、急に頭がサエてきた。
朝まで机に向かう。
5月12日(月)

実家のベランダからの眺め。
昨夜は泊まって、朝八時半起床。

くつろぐ親父殿。
十一時、プリエールのT田さん来る。十三階の応接で小一時間ほど歓談。デザイナーのS木さんが、日記の中で「K林さん」と間違って書かれていて、がっかりしているという話を聞き、申し訳なく思う。
十二時、アクセス・パブリッシングの平澤さんを訪ねる。
7月創刊の「DIARYS」という雑誌への連載の打ち合わせ。
「小林秀雄先生来る」の劇場用パンフの打ち合わせをする。

三時、神保町の「伯剌西爾」コーヒー店で、「笑顔」という雑誌のインタビュー。「うつと私」みたいな話だったが、終始愉快に話す。写真は伯剌西爾店内、だがボケた。
5月11日(日)
母の日である。

午後からカミサンと二人で、神保町へ。
東小金井駅へ向かう途中の畑にキキョウ(か?)が。

乗り換えの四谷駅ホームから、橋の欄干を眺める。
神保町についてから何か母の日に…と探したが、日曜日でどこも休み。仕方がなく、行きがけの餃子専門店で餃子を買っていく。

おふくろのベランダに咲いている……んー、また名前忘れちゃった。とにかく花!
5月10日(土)
十時起床。
天気悪し。くっそー!しかし行くどー!
おこり侍殿が正午に来てくれて、カミサンと三人で実篤に乗って「武者小路実篤記念館」へ。ちょうど学芸員のI藤さんと一緒になって、公園を抜けて、公民館へ。
雨だが、庭が美しい。

前に名前を間違えたえーと「しゃら」だっけ? また分からなくなってるけど、とにかくきれいな花が咲いておる。

池も撮ってみたが、ボケた。本当はもっと滴るように美しい。

三時半、「実篤 美への眼差し」展を観て、狛江の稽古場へ。
大谷さんの演出、おもしろいなあやっぱり。

満足そうな自画像。

吹雪のシーンでは、この布を使う。
これが本物の雪に見えるんだから不思議。

帰りがけ、国領の駅前で、ヘンな看板発見。
「駅前ホルモン」という昔の映画の看板みたいなの。
5月9日(金)
昼前に起床。

毎日新聞の〆切が今日の夕方までがギリギリなので、おお慌て原稿を書く。
今回は「実篤を勧める」と題して、実篤記念館の今の展示を紹介させてもらう。

午後四時、原稿があがり、大慌てでこれを送り、狛江の稽古場へ。
今日は歌唱指導の満田さんが来て、みんなで歌の稽古。
柔軟体操は村長も参加した。キモチよかった。
「仰げば尊し」がこんなに色々なパターンで歌えるものなのだと、感心しきり。
5月8日(木)
昨夜は三時くらいに寝たのにもかかわらず、八時に起床。
水ごりと犬の散歩を済ませ、昼から武者小路実篤記念館へと赴く。


実篤記念館では今、「実篤、美術への眼差し」と題して特別展をやっているのだが、これが実に見ものであった。
実篤愛蔵の美術品の数々、複製ではない本物のピカソやルオーやレンブラントやロダンの作品が無造作にどばあーっと展示してあるのだ。一見の価値ある展覧会だと感心した。
その後、狛江にあるフォトワン・スタジオの稽古場を訪れる。

こんな感じの入口で……。

この扉の向こうが稽古場。稽古中であります。


稽古中の俳優たち。
やっぱ、おもしれーこの芝居! と思った。
5月7日(水)
ゴールデンウィーク明けの村長は、よく働いている。


日がな机に向かっているので、休憩代わりにテンコクを彫る。
昨年「やや黄色い熱をおびた旅人」の公演時に、あげそこねちゃった歌唱指導の満田恵子さんの印。
テンコクはこのような印泥と呼ばれるものを練って、丸くして、ぽんぽんと印面につけて捺す。

壱組印の来年2009年は7月にスズナリで公演がほぼ決定。
そのための戯曲アイデアがこれ。「帰ってきたセールスマン」。小説にもできそうで面白い。

4月13日にやったアワーがあんまり好評だったので、これを月一で公演できないかな……と模索。

大谷さんの参加しているもうひとつの演劇グループ「三軒茶屋婦人会」の次の公演「ウドンゲ」のチラシ。右端が大谷さん。小林先生とのギャップに思わず噴き出してしまう。
5月6日(火)
昨夜、夜十一時に八ヶ岳を発ったが、やっぱり中野トンネルのあたりで渋滞につかまって、帰宅したのは深夜二時すぎ。
連休最後の日の今日は、昼すぎまで寝ていた。
そして気合一発、水ごりで目覚め、進め号に乗って、東小金井の駅前まで行ってきた。
ところが進め号、前輪パンク。
村長、困惑。帰りは引っ張って帰ってくる。

途中、あの『千と千尋の神隠し』の中で、カオナシと千尋が一緒に乗る、ヘンな電車のモデルとされた(と村長勝手に思いこんでいる)西武多摩川線と行き会う。

お、あんなところにねぎぼうずが!
5月5日(月)
こどもの日の八ヶ岳はあいにくの雨模様。

外へ出たそうにする犬どもの後ろ姿。

とその飼い主。
5月4日(日)

明けて4日の八ヶ岳はさわやかに晴れて、実に気持のいい日であった。
カミサンと娘は朝早くから近くにある八ヶ岳アウトレットとやらへ行ってしまった。


村長は日がな一日、窓際のソファに寝転がって、ぼんやりして過ごした。
幸福な時間が流れた。
5月3日(土)
朝四時半に起きて、カミサンと娘と犬二匹は車に乗って、いざ八ヶ岳へと走り出したら、中央道が調布インターの入口の所から渋滞していて、まいった。
全然動かないんだから!
恐れをなして我々は高速に乗ってすぐ先の稲城大橋を渡って、引き返してきた。あ~あ、である。
改めて夕方、家を発って、八ヶ岳へ向かう。


今度は順調。嘘みたいに空いていて、あっというまに写真の境川インターまで来てしまった。
夜とともに山荘に到着。
犬も含めて家族全員、ここに来るとみんな機嫌がいい。やはり森とか空気とかのおかげだろうか。
5月2日(金)
天気がぐずついていたせいか、何かちょっと調子悪い。
連日のようにシャキッ! と目覚められなくて、昼近くまで寝床でぐずぐずしてしまった。
その気分をおりゃあ! と水ごりで祓って、二時原宿の竹下口で、プリエールのT田さんと待ち合わせ。

「小林秀雄先生来る」の劇場用パンフレットのデザインをしてくださるデザイナーK林さんの事務所で、打ち合わせ。例のダルマの絵を表紙にして、中のレイアウトは文藝誌ふうに、とお願いする。

原宿駅ホームから見たら、ツツジがきれいだった。さわやかに美しかった。
5月1日(木)
朝七時起床。
また起きぬけにヘンな夢を見たが、覚めたとたんに忘れてしまった。何だかくやしい。

午前一杯、雑事と仕事を済ませて、昼過ぎから、つもり侍は武蔵の国のおこり侍殿を訪ねた。

「安楽亭」の意外なほど美味なる焼肉ランチ800円也を食したのち、二人はおもむろに近くの温泉場「おふろの王様」へと赴いた。
実に極楽至極。
村長へにょへにょになった、の巻である。




