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6月25日(水)

「diaries」連載記念に、と思って、
久しぶりに丸面の石を彫った。
テンコクは彫り始める前に、テンコク刀をしゃこしゃこ研いだりする時間が、何ともいいんだなあ。
「Bar ムムム」です。
今後ともぜひご贔屓に。

昼すぎ、日本文藝家協会から手紙が届く。
それとともに新潮社のK浦君、来訪。
直しを入れたゲラをチェックしてもらっている間に、手紙を開けたら、
「社団法人日本文藝家協会 会員証」
と書かれたカードが出てきた。
おおお~、何かスゲエ。
吾輩は文藝家であるぞよ、と地味めに自慢できそうである。

K浦君を見送りがてら、郵便受けを見たら、
プリエールのT田さんから郵便。
開けてみると、先日「小林秀雄先生来る」を観劇した開成高校三年生たちの感想文集である!
一読三嘆。おもしろいおもしろい!
みんな例外なく偏差値の高そうな文章である。
ただ気の毒に思ったのは、国語の授業の一環として観劇したので、みんなあらかじめ「感想文を書かされるんだろうな」と構えて舞台を観ていたことだ。舞台はライブで、その時一回かぎりなのだから、今目の前で行われていることを楽しまなくては、ソンである。構えないで、素直に楽しめば、最後に感激するようにできているのだ。感想を述べるために舞台を観るわけではなく、感激するために観るんだもんね。

10月刊行 新潮文庫「ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行」の表紙、色校。
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