原田宗典 作品リスト

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ススメル男

『文壇放浪』 水上勉

ブンガクの入門書として、いいんじゃないんでしょうか。水上勉先生というのは、作家の人たちから好かれる人だったんですね。お師匠さんの宇野浩二の口述筆記とかをしていたらしいです。そのおかげで宇野浩二の周りにいる色々な作家の人と会っていて、小林秀雄にもすごくかわいがられたようです。小林秀雄にかわいがられるとは、至難の業ですよ。やはり人間ができている、ということでしょうか。

この本は、水上勉青年が東京に出てきてからの、さまざまな作家との出会いを書いたもので、僕なんかにはたまらない1冊なんです。

最初の方に、「早稲田グランド坂上にある「大観堂」というところから、和田芳恵さんが本を出した」という記述があったんですが、僕、この早稲田の「大観堂」で、よく本を買っていたんですよね。有名なところだったんだなあ、と、自分の思い出とも重ねて読みました。

『文壇放浪』 水上勉 新潮文庫 ISBN:4101141282

 

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