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ススメル男
『ほんまにオレはアホやろか』 他 水木しげる
この4月5月は、ずっと水木しげるさんを読んでいます。1冊は新潮文庫『ほんまにオレはアホやろか』、あと2冊はいずれも河出文庫で、『なまけものになりたい』『妖怪になりたい』という連作です。水木しげるさんは、歯に衣を着せないというか、いつ手に入れたの? という文体を持っている方です。漫画ももちろんですが、スゴイ、おそるべし、と思います。40歳になるまで、紙芝居を描いていたということで、その思い出話もすごくおもしろい。おそらく紙芝居を描いているときに、この文体を手に入れたんじゃないかな、と思います。
すごくわかりやすくて、しかも言いにくいことをズバッと言いながらも決して憎まれないような、すばらしい文体です。久しぶりに、人の書いたものを読んで声を上げて笑いました。そういうシーンがいくつもあります。これがあまりにもおもしろかったせいで、9月に上演しようという音楽劇の内容にものすごく影響を及ぼされてしまい、いま僕は悩んでいます。
水木さんは、僕と同じく調布に住んでおられます。2003年の10月、深大寺の参道前の入り口のところにあった、流行っていなかった蕎麦屋を水木さんが譲り受けたらしく、「鬼太郎茶屋」というのを作ってしまって、もお深大寺の雰囲気丸潰れ、と思われましたが、早くも溶け込んできています(笑)。いつかそのうちお会いできるんじゃないかな、と思いながら調布界隈をウロウロしております。
はじめは、新潮文庫の『ほんまにオレはアホやろか』から読むのがいいんじゃないでしょうか。水木さんが紙芝居を描いていて、その後、貸本屋の漫画を描いていたという時代の話は、非常におもしろいです。生きた人間を書いてるな、という感じがしました。
『ほんまにオレはアホやろか』 新潮文庫 水木しげる ISBN:4101357315
『なまけものになりたい』 河出文庫 水木しげる ISBN:4309406955
『妖怪になりたい』 河出文庫 水木しげる ISBN:4309406947
コメント
「ほんまにオレはアホやろか」を高校の時読んで、
実にアフォな人やなーっと思いました。
こないな人が芸人になってはったら誰もかなんなー。
投稿者 ぷーや : 2006年03月11日 17:35





