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ススメル男
『武者小路実篤全集』 他
「原田宗典、武者小路実篤を朗読する」という講座を開いたので、武者小路実篤一色でした。
あらためて全集を借りてきて、詩と戯曲を読んだんですが、びっくりするくらいおもしろいです。まずは文庫本『武者小路実篤詩集』を読んでみてください。それを読んでおもしろいと思ったら、図書館に行って全集を借りてください。とくに戯曲のほうは信じられないようなアバンギャルドなものが残っています。題名だけでもおもしろくて、上映したいと思うものばかりです。
たとえば、「或る犬の品評会」。犬が真ん中にいて、それををとりまく5人ぐらいの男性や助手が、その犬についてしっぽが長いとか短いとかそういう話を延々とするという、まるでラーメンズのコントのような芝居でした。あとは「はね子の夢」「呑気な親子」。「呑気な親子」のほうは、アワーのときに大谷さん、伴美奈子さん、草野くん、大塚くんの4人がかりで演じてもらいましたが、出だしから衝撃的です。ものすごいシュール。おもちゃ箱を開けたみたいでしたね。
全集を読んで驚いたのは実篤の作品数。本を著述家として500冊以上書いて、それ以外に40歳から始めた絵が5万点。単純に計算して、1日1枚づつ描いたとしても10年で3650枚、100年で36500枚しかいかないところを5万枚ですよ! とても人間業とは思えない。3人いたんじゃないかと思ってます。そんな実篤に励まされながら生きてきた2月、3月でした。
『武者小路実篤全集』 小学館(※戯曲は第6巻、ISBN:4096560065)
『武者小路実篤詩集』 角川文庫 ISBN:404100425X
コメント
武者小路実篤がすきなら梶井基次郎もおすすめ
投稿者 風日向 : 2006年04月14日 20:34




