はらだしき村 | 原田宗典 公式サイト

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芝居小屋

劇、ただいま制作中――壱組印座長・大谷亮介インタビュー

『劇、ということ』の上演を間近に控える壱組印座長・大谷亮介さんに、お話を伺いました。

 

いろんなお菓子が入ったプレゼントみたいな芝居に

――今回は、オムニバス形式の芝居ということですが。

『めでる』、『七福神のおはなし』、『M・Jの魂』、『サビエルの片腕』、などの短篇からなります。稽古を重ねながら、全体の構成や各話の内容を詰めているところです。

――それぞれ独立した話に?

基本的には、そうです。だけど、実は各話がちょっとずつつながっている、そんな仕掛けをほどこしたいと考えています。昔、『運命の饗宴』という映画がありまして(1942年・米国)。同じくオムニバス形式で、全6篇からなる映画なんですが、1着のタキシードが、話を越えて次々といろいろな人に渡っていく。あれを観て、「いいなあ」と思っていたんですよ。

――実話に題材をとってきた過去の芝居とは、少々趣が異なるのでは。

『小林秀雄先生来る』や昨年の『ピースの煙』など、原田君が経験、あるいは見聞きしたことを、演劇によってどのように伝えるかに腐心してきたこれまでの芝居とは、たしかに違いますね。今回は、いい夢を見ているような、楽しくて、ほっとする、空想の世界。いろんなお菓子が入ったプレゼントみたいな芝居にしたい。

壱組印の「オールスターキャスト」で臨む

――俳優陣は、壱組印の集大成的なメンバーですね。

草野君は2年ぶりの復帰ですし、過去に壱組印の芝居をいろどってくれた方々が集って、オールスターキャストみたいな感じで。新たにシルビア・グラブさんにも加わっていただいて、ぜいたくな陣容ですね。

――稽古の感触は。

オムニバス形式ということで俳優さんたちに苦労をかけている部分もあるんですが、それも含めて、楽しんで稽古してもらえたらと思っています。

――最後に、はらだしき村の村民にメッセージを。

今年の夏は暑いですからね。友人に出している告知メールでは、「暑さを忘れられる芝居」と書いています。「夏おでん」でも食べに行こうか、という気分でお越しください。よろしくお願いします。

2010年8月9日収録

 

大谷亮介(おおたに・りょうすけ)
1954年兵庫県生まれ。オンシアター自由劇場に入団。『上海バンスキング』『もっと泣いてよフラッパー』などに出演した後、85年東京壱組を結成、『愛は頭にくる』『箱の中身』『火男の火』ほか、全作品の演出・出演を務める。

96年の劇団休止後も、原田宗典とのコンビで『原田宗典アワー』(2000年ほか)、『劇的人生劇場』(02年)に出演。2003年に草野徹・大塚健司とともに壱組印を旗揚げし、『小林秀雄先生来る』(03年、08年)、『私は後悔する』(04年)、『種の起源』(05年)、『やや黄色い熱をおびた旅人』(07年)、『ピースの煙』(09年)を上演。そのすべてで演出・出演。