
【単行本】幻冬舎 1999/12 ISBN 9784877283420

【文庫本】幻冬舎文庫 2002/04 ISBN 9784344402294
前半は、講談社の『FRAU』という雑誌、後半は、幻冬舎の『星々峡』に連載されたものです。掲載誌が変わったのは、うつ病のせいもありました。
第1回め、「うその女王」を書いて、美輪明宏さんになんとかモデルになってもらえないだろうか、ということで頼み込んで、美輪さんのお宅まで押しかけていって写真を撮り、『FRAU』に掲載されました。以来、美輪さんとはお付き合いがつづいております。
この話が冒頭にあり、途中から話がぐぐっと暗くなってくるんですが、それはうつによるものです。読んでると「あ、これだな」というのがわかると思います。そんな苦しい中で書きつづけたおかげで、最後、「秘密」という短篇にいきつくことができました。
ちなみにこの「秘密」は、中学2年生が使用している教科書にメイン扱いで掲載されています。僕も好きな短篇のひとつです。この本におさめられているお話は、みんな「声に出して」読まれることを想定して書いたものですから、みなさんもぜひ声に出して、読んでみてください。
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ラジオから流れる『嘘の女王』。
壱番印の大谷さんの朗読にやられた。
その後、原田さんがしゃべっていたと思う。
それまで、
僕の知っている原田作品はエッセイや小説ばかりだった。
しかし、これは違った。
エッセイや小説ではないという意味ではない。
ありきたりな表現になってしまうが衝撃的だった。
『ゆめうつつ草紙』。
細かいことだが、
本屋で手に取るまで『ゆめうつつ草子』だと思っていた。
読んでみる。
僕のお気に入りは『ぜつぼうの濁点』。
そこにきたかっ!!と、これは悔しさ。
読んだあと、胸にぽわっとした安堵感を感じた。
原田さんのやさしさ、ロマンチストっぷりを感じた。
当時、二十歳かそこらだったが、
子どもにいつか読んでやろうと思った。
ラジオから流れてきたあの感動を伝えられたら。
まだ、子どもはいない。
今から修練を積まねば。
投稿者 リオ : 2007年08月21日 15:59
私は高校の頃放送部に所属していたので、
原田さんの短編集を始め、
適度な長さの文章や、どうしても読んでみたい文章に出会うと、
ついつい朗読してしまいます。
ゆめうつつ草子を手にしたときは立ち読みだったので、
単に、あ、いいな、と思っていただけでした。
いざ家に帰って読み込むと、違う。
ああ、手元に残しておこう、と思いました。
そして、いつものように声に出して読んでみました。
読んだのは「うその女王」
…涙で声が潤むばかりでした。
「愛しています」という言葉がこんなに重いなんて。
声に出すことの大切さ、というか何というか。
まとまりませんが、
私は原田さんの描く短編集が、
どの短編集よりも好きです。
投稿者 まっちゃ : 2007年10月08日 10:11
原田さんの作品を初めて読みました。絵本『ぜつぼうの濁点』を図書館で予約したんですが,館員さんが絵本だと知らなくてなかなか見つけられなかったんです。見つけたとき「もっと深刻な本かと思ったわ。」って。感想ですが,「やられたぁ…」って正直思いました。もう一回読んだら涙出るかもって感じで。出典の『ゆめうつつ草子』予約して帰りました。
投稿者 赤ヘル28号 : 2008年01月27日 12:58