
【単行本】講談社 1989/04 ISBN 9784062043580

【文庫本】講談社文庫 1992/06 ISBN 9784061851764
生まれて初めて書いた長編小説です。当時僕は「いちご大福みたいな小説を書きたい」と思っていました。というのは大福屋は大福屋で暖簾を守って数百年、これは純文学の世界ですね。で、ケーキ屋はケーキ屋で若い人たちに喜ばれるお菓子を作り続けている……。これは大衆小説ですね。この二つを一つにしたようなお話が出来ないかなぁと思って書いたのがこれです。
アイディアは新聞で読んだ小さな記事でした。その記事は港に繋留したタンカーの積み荷が原因で江東区全域で異臭騒ぎが発生したというものだったのですが、それを読んで「もし自分がこういう臭いを放っていたらどうしよう」と思ったのがきっかけです。
ちなみにこの小説は書いているうちにすごく手応えがあったので、僕はカミさんにこういう話をしました。「この小説は野間文芸新人賞か、山本周五郎賞か直木賞かどれかの候補になる。だけど受賞はしないよ。」
この予想はピッタリ当たって、野間文芸新人賞と山本周五郎賞にノミネートされ見事落選いたしました。思ったとおりでした。だって「いちご大福」なんだからみんなには分からないよ。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.haramu.net/1/mt/mt-tb.cgi/66
原田センセを初めて知ったのがこの本でした。当時、付き合っていた彼女(今の妻)に、強引(脅迫的)に勧められて読み始めたのですが、もう予想もつかない展開に感動しまくりで、「この本に出会ってよかったよ~」の一言でした。まさに「一家に一冊」、「酒のツマミに”スメル男”」
著者の頭の良さと笑いのセンスが垣間見られます。
効能としては、読んだ後、この本の表紙を見るだけで何故か安心します。
投稿者 tatsuya : 2006年07月31日 02:26
原田さんのエッセイが好きで、小説も読んでみようと思って読んだんですが、面白かったです。夏休みの課題の感想文の題材にしますわ。
投稿者 guzu : 2006年08月06日 21:11
数年前に読ませていただきました。お恥ずかしいことに読み終わるまで、「スルメ男」だと思いこんでおりまして、読み終わっても何でスルメなんだ~と荒くれました。夫が「このスメル男読んでいい?」と聞いてきた時に我に返りました。感想文でなくてごめんなさい。
投稿者 伊藤祐子 : 2006年09月26日 13:20
私も 『スルメ』とカン違いしていた
メとルを入れ替えれば そうなるし・・・作者の意図があるのか ったくぅ~
なんとなく【メ】も【ル】も似かよった字である 私の買った本は 明朝体でタイトルが書かれているせいかも知れない?
するめは独特の臭いである。熱海あたり いや 江ノ島のほうが良いかな 海辺の観光地で売っている最強のスルメで
映画化したら 配役はと考えながら読んだのでした
どうも 感想ではありませんね
私は 感想文は 苦手なのです 以上。
投稿者 とny : 2006年10月06日 00:07
読み始めてすぐに引き込まれました
小説はほとんど読みませんが、寝る間も惜しんで読んだのは久しぶりです。
こんなに終わりのページが近づいてきて寂しくなった本はありません!
天才少年がホント良かった〜〜
タイトルからは予想できないストーリー
この1冊で大ファンになりました
投稿者 ミエ : 2008年02月18日 00:08
この小説、何度読んでも泣けます。特にマキジャクの勇気とか。冷めてるようで、熱いんです。
投稿者 まりん : 2008年04月13日 23:10
村長の本は、エッセイや短編を、多く読んでいたので、
スメル男の本(文庫本)を手にした時は、結構ぶ厚く感じました。でも、読み始めたら、どんどんのめりこんで、楽しく読ませて頂きました。
村長の、平和への強い想いが、じゃがぼちゃや、人間の戦意を完璧に奪ってしまう臭いから、強く伝わってきました。世界には今、それらのものを必要としてる国がたくさんありますものね。
文系の私は、コンピュータ関連の話は、ちんぷんかんぷんでした。さすが村長、頭の良い人は文系も理系もないのね~と感心していました。
どきどきして、はらはらして、ほろっとして、ほっとする
楽しい時間をありがとうございました。
投稿者 hiropi : 2008年05月10日 16:46