
【単行本】朝日新聞社 1989/11 ISBN 9784022560746

【文庫本】新潮文庫 1992/11 ISBN 9784101254214
【文庫本】朝日文芸文庫 1996/04 ISBN 9784022641053
モチーフになるお話は大学時代からちょっとずつ書いていました。
僕と父親についてのお話なんですが、これはもう自分自身が十九、二十だった頃から何度も書いてきたもので、『しょうがない人』という短編と双璧を成すというか、『十九、二十』で一応ひとつのまとまりをみたと言えるかと思います。最初は朝日新聞社から出て、今は新潮文庫に入っています。
朝日新聞社から出す前に、新潮社に持っていったら某編集者にけちょんけちょんにけなされて直しているうちにワケが分からなくなり、完成までにとても時間がかかりました。
そんな経緯があって書きあがってからしばらくは放っておいたのですが、朝日新聞社から単行本として出版することになりました。ところが単行本を出すと今度は新潮社から「ぜひ文庫本はウチで……」とか言ってきて、何だか文学界というか出版界の裏側をみるようで可笑しかったです。
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原田さんの小説が好きです。
特に、平成トムソーヤーやスメル男のような、いわば「動」のものではなく、
本作や、何者でもない、のような、主人公の心の葛藤を表現している作品にこそ、
原田宗典の本質が現れていると勝手ながら思っています。
投稿者 とある人間 : 2006年08月06日 03:18
あのアルバイトをやってみたいと思いました(笑) さえない生活でも輝くことは出来ると教えてもらった気します。
投稿者 べん : 2006年10月17日 17:12
中学生の時に一度読んだのですが、
先日(ちょうど、夏休みの終わり頃)、二十歳の誕生日を前にふと思い出して、もう一度読んでみました。
そうしたら、前回と比べてイメージが格段にリアル。読み終わった後、しばらくボーッとしてしまいました。
頭の中がすっかり支配されてしまったので、大学進学のために広島から神奈川に出てきた二十の山崎くんという友人に薦めてみたところ、すっかりハマってしまい、次に貸した一歳上の先輩もハマり、みごと私のまわりに村民の輪を広げることができたのでした。
そして昨日、戸山団地のほうに足を運んでみたりもしました。
この作品は、三十、四十になった時にも読んでみたいと思います。果たしてどんなふうに、感じるんだろう。
投稿者 にぎりこぶし・かつおぶし : 2006年10月29日 01:06
まず、題名にやられました。原田さんの本は、題名だけでも買う価値があるくらい素敵な題名の本が多いと思います(勿論、本編はそれ以上に面白いですが)。この本を私は十五の時に読みましたが、主人公のようにはいかず、よく分からないままに二十歳になって、悔しく思った経験があります。とくに、二十一位の人に読んでもらいたいです。
投稿者 オキタ : 2007年05月15日 19:22