
【単行本】アクセス・パブリッシング 2005/03 ISBN 978-4-90-197621-4

【文庫本】集英社文庫 2008/08 ISBN 978-4-08-746344-6
アクセス・パブリッシングの『生本』に2年間連載したものを集めた本です。
元国連難民高等弁務官・緒方貞子さんの「好奇心が足りませんね」という一言に始まり、僕の祖父・原田馥栄(ふくえい)の「好きなことをやってごらん必ず成功するから」という一言、それから小林秀雄先生の「テメエは大馬鹿ヤロウだ」など、その時々に読んだり耳にしたりして、僕自身がちょっと変わった一言にまつわる思い出を綴ったエッセイです。
まじめなものからふざけたものもまで取りそろえておりますので、小さい方からお年寄りまで、お楽しみいただけるのではないかと思います。そんなに肩肘張ったものではありませんが、読んだらたぶん、あなたも変わるんじゃないかなと、期待しております。
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文庫になるのを楽しみにしていましたので、早速、文庫で拝読させていただきました。
さり気ない一言から、簡単にはお会いできない方のお言葉まで、幅広く楽しませて頂きました。
村長の筆文字も味があり、篆刻も何種類もあり見た目も楽しめました。
想像力は必ず意志の力を上回る”私の人生のカリスマ佐藤富雄氏の本の中にも、このような事がたくさん書かれています。佐藤氏曰く、大事なのは、実際口に出したり、紙に書く事です。
言葉は、声や文字としてあらわす事のよって力が宿り不思議と願いをかなえていくのです。
人間の想像力は、現実をリードする力があります。
これらの事からも、村長が想像を記した「私の30代の予想」は、文字として形のあらわし、その通りになったんだ!と思わず納得していました。佐藤氏は、夢は大きければ大きいほどよい。とも書かれていました。
時々、さり気ない村長夫人の登場も、村長夫人の人柄がにじみでていて、ほっとしました。
長良川の鵜飼の話は、原田節炸裂のスピード感が好きです。私まで、倍速で読んでいるようです。
長岡氏の解説も興味深かったです。
「ぼく」から「私」に。
村長のエッセイは、暖かくって、優しくって、カッコつけない普段着感覚(庶民感覚)のところが魅力で、大好きです。
村長の文章(文体)には、「ぼく」の方が似合ってるなんて思うのは、私だけでしょうか。
「わたし」、よりも「わたくし」と読むと、すました感じで、雲の上の大作家(大作家には間違いありませんが)になってし
まい、「もうジーパンとTシャツじゃ、お会いでいないわ」なんて感じがしました。少しオーバーですが・・・
「ぼく」には、年齢制限があるのでしょうか。
投稿者 hiropi : 2008年09月19日 22:27